大惨事

仕事場の駅に着き、シートから立ち上がってドアに向かうと、左足にいやな感触が。 パウチは今朝張り替えたばかりだし、このタイミングではがれることはまずないはず。 さらに歩みを進めると、黄色い物質がスーツの裾から流れ出してきた。 ふと見ると、クリップ(パウチの下を止めるプラスチックの留め具)が落ちている。 うわっ、クリップが外れたんやと、やっと状況を理解した。 東武鉄道には申し訳ないが、ボク的には何もできず、黄色い物質を垂らしながら改札を抜けオストメイト用のトイレに入った。 出来る限り黄色い物質を取り除き、持っていたテープでパウチを止めた。 これでは、とても仕事はできず、電車に乗るのさえ憚られる状態だったので、夏休み中の子供に電話して迎えにきてもらった。 家に戻ると、シャワーを浴び、再び出社した。 いや、ちゃんとつけたつもりだったんだけど、ちゃんと嵌まってなかったのかしら。
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はれ

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