手術前日

いよいよ明日になった。 きょうは色々準備がある。 剃毛したり、へその掃除をしたり。 あとシャンプーも。 髭はいつ剃ろうかしら(麻酔科の先生に手術中、口からチューブを入れて固定するのに邪魔だと云われていた)? 9時半ごろ風間先生の回診。 28日の採血でCRPの値が高くなっていたので所見を聞いてみると、陰茎からの出方が多くなったせいだろうと、なるほど。 アルブミンも3が目標だったけど2.9なので大丈夫だろうと。 10時過ぎにシャンプーしてもらい、へその掃除と剃毛終了。 4時ごろ、看護師が来てICUに入るのが決まったみたいで、持っていく物に名前のシールを貼って行った。 夕方、家族全員で見舞いに来てくれた。 娘の顔を見るのは40日以上だ(笑)。

絶食になったせいか、昨日は流出はなかった。
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はれ

入院して

8月の19日の晩に入院して、早40幾日が過ぎてしまった。 こんなに長くなるとは思わなかったなぁ。 それでも、手術も決まり先が見えてきた。 とはいえ当分は入院生活が続きそうではあるんだけどね。 昨日の昼で食事?とエレンタールは終わり、きょうの昼で高カロリーの点滴も終わり、開始(維持)液の点滴『ソリデム3A』に変わった。 流量は80ml/h。 抗生剤は、相変わらずユナシンSが朝晩1本づつ。
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はれ

いよいよ感

昼過ぎに麻酔科の医師が説明に来る。 いよいよの感じだ。 きょう担当の看護師さんの話しによるとICUも予約してるそうだ。 空きがあればICUに行くみたいだ。 そして、4時前に手術部の看護師さんがやって来て問診された。 時間は、2件目なので昼過ぎぐらいだろうとのこと。 前のときは、手術部の看護師さんまではやって来なかった気がする。 さらに4時ごろ、風間先生回診。 1本目が8時入りで3時間だから1時か2時ごろになるのではと話してくれた。
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くもり

季節

今朝の定点観測は、いわし雲が浮かんでいた。 今季はじめての気がする。 きょうも午後大量に流出した。 夕方、みんちゃんがお見舞いに来てくれる。
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はれ

励まされてもね

教授回診で渡邊教授が手術頑張ってと云われたが、頑張るのは君らだろう。 マジ頼むよ。
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はれ

Twitterクライアント探しの旅

なんだかSOICHA for iPhoneにも飽きたので、ほかのクライアントにしようと思い色々試してみた。 hootsuiteは安定してるしいいなと思ったんだけど、画像のプレビューがない。 tweetcasterも可愛いんだけど、リスト表示がめんどくさい。

そしてJanetter、UIが斬新でカッコいいんだけど品質がイマイチと思っていたら、アップデートがあって動作に問題なくなったので、これにしようと思う。 難点は、プレビュー画像がスクエアじゃないことと、やたらスプラッシュウィンドウが出ること。
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くもり

オペに向けて

今朝は、久しぶりに採血。 そして、レントゲンがある。

夜8時前に回診。 重湯とエレンタールは金曜日で終了。 手術は、月曜日でほぼ決定とのこと。
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はれ

暑さ寒さも

彼岸までとはよく云ったもので、終わらないと思った夏も、彼岸の声を聞くとあっと云う間に秋の気配と入れ替わった。

昨日くらいから陰茎の腫れが収まってきた。
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あめ

下便?

昨夜、10時から12時頃にかけて、今までにないくらい大量に出る。 12時を過ぎると、止まって寝ることができた。 今朝の回診で風間先生に話すと、溜まっているのが出たんだろうねと云う見解。 手術前の下部内視鏡検査は6月にやったので代用するという話しと、オペ日を1日か2日で調整してると。 なんだよ、決まったんじゃないのかよ、まったく。
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くもり のち はれ

オペ日

朝の回診で手術日が告げられた。 10月1日、火曜日だ。 1日か...、思ってたより早いな。 後は、栄養をつけて鯉になるだけか。
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くもり ときどき あめ

オラールとアナール

きょうは、11時から上部内視鏡。 昨日の教授回診で渡邊教授がオラール、オラールとしきりに言っていたので何だろうと思いネットで調べても出てこない。 今朝の回診で聞いて見たら、腸の上流側のことだと。 英語ではオーラルなんだけど日本の医者は慣用的にオラールと言うんだって。 因みに下流側はアナール。 きょうから、昼のみ食事が出来るようになった。 流動食と云う名の重湯なんだけどね。 むかしの洗濯のりを思い出したよ。 それでも、久しぶりの食事は、人間に戻った気がした。 と同時に、輸液がフルカリック2号からエルネオパ2号に変わって流量が83mL/hから42mL/hに半減。 先生が減らすとは云ってたけど1/2って減らし過ぎじゃないかい? 因みにどちらもカロリーは820kcal。
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はれ

カミナリ

昨夜、カミナリがすごかったけど、あっと言う間に通り過ぎていった。 そして、今朝は久しぶりの雨だったけど、これもすぐ上がって薄日が差してる。 水曜日は教授回診。 昼過ぎに子供が見舞いに来てくれる。
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くもり ときどき あめ

いろいろ考える

いったいボクはナニをやっているんだろう。 生きている意味ってあるんだろうか。 さて、今回のオペで上行結腸と横行結腸の右側半分は全く無用になる。 ということは、横行結腸導管が造設できるんじゃないだろうか? まぁ、出来たにしても回腸導管を取り去るのが厳しそうなので、もう1つストマが増えるだけだと微妙ではあるんだけどね。 いくら左の腎ろうがなくなるにしても。 と云う訳で、榎本先生と相談できるように看護師さんにお願いしてきた。 朝、加瀬先生が来て動脈からの採血をして行った。 なんでかは知らないんだけど、大きい手術の前にはやるんだよね。 午後、看護師さんに今朝の採血の結果は出てるかしらん?と聞いたら結果のプリントアウトを持ってきてくれた。 それによるとアルブミンの値は、8月27日2.9、9月1日2.3、9月3日2.2、9月7日2.4、9月12日2.6、9月18日2.8と微増してはいるけど、先は長そう。 5時過ぎに風間先生グループの回診。 栄養を付けるために、例えばオペの1週間くらい前まで低残渣の食事を摂るのはどうかと質問したんだけど、低残渣とはいえ、残渣が残るのはマズいらしいと。 普通は術前に下剤で腸を綺麗にするけど、ボクの場合、バイパスがあるので下剤では綺麗にならないと。 でも残渣のないジュースや重湯なら大丈夫ということで、重湯も併用することになった。 6時半ごろ、榎本先生が来てくれる。 使わなくなる横行結腸で導管を作る案を話したが、理屈は可能だけど、実際は難しいだろうと。 いま回腸導管につながっている尿管にアクセスするのも難しいらしい。 なかなか良いアイデアだと思ったんだけど、やっぱダメか...。
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はれ

4Week

入院して4週間が経過した。 当初は熱と痛みで厳しかったけど、それが治まると、陰茎からうんちが出てくる以外は、これといった問題もなく平和な日々が続いている。 あっ、ごはんを食べられないのは厳しいかもしれない。

月曜日はCVのルート交換と首の消毒。
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はれ

イベントなし

いよいよイベントがなくなってきた。 午前中、ちょっと左の背中が痛くなったので見てもらったら、カテーテルが1cmほど抜けているのがわかった。 看護師が医者に問い合わせたところ押し込むように言われたそうで、早速実行してくれた。 そしたら、痛みを感じなくなった気がする。
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はれ

きょうから3本

昨日決まった手術に向けて栄養をつけるため、きょうからエレンタールを朝昼晩3本飲むことになった。 不味いとは云っても、ニフレックに比べたらちょろいもんだ。
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はれ

Busy

きょうは、珍しく予定がいっぱいだ。 9時半まえに風間先生回診。 3時から歯科。 昨日の先生は、緊急オペだそうで、別の先生が治療してくれた。 どうやら、差し歯になるようだ。 最悪はブリッジらしいけど。 きょうは、麻酔をして神経を抜いた。 あと数回続けるらしい。

4時半ごろ、会社の課長がお見舞いに来てくれる。 課長だけかと思っていたら、支店長まで来てくれて恐縮した。 保険関係の事務手続きの書類をもらい、説明をして早々に帰っていかれた。

5時からは予定通り風間先生の説明。 3パターンの対策を話してもらい、その中でまぁ順当な対策に決まった。 具体的には、小腸と横行結腸のバイパス位置から下流側の小腸を切り離すというもの。 これで食べたものは、すべてバイパス側に流れるので、おのずと陰茎からは流れなくなるという寸法。 下流側の小腸の口をお腹に出す必要があるらしいけどストマはいらないらしい。
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はれ

歯科

梅ちゃん先生に池田成志が出ている。 むかし、つかの舞台に出ていた。 9時過ぎ、急に歯科に呼ばれた。 入院が長引きそうなので診てもらうよう頼んでいた。 外来棟4階の歯科口腔外科に向かう。 ここははじめてだ。 すぐ診察室に呼ばれ、あのどこの歯科医にもある椅子に座らされた。 しばらく待って先生登場。 経緯を話し早速診察。 レントゲンを撮って、土台がしっかりしていればかぶせられるが、ダメならブリッジか入歯になると云われた。 午後、もう一度呼ぶからと残った歯の先端をちょっと削ってくれてすぐに終了。 帰りにレントゲンに寄り撮影。 昼頃、子供が見舞いに来てくれる。 きょうは2番目と3番目が一緒に来た。 何でも1階のレストランのランチバイキングが目的らしい。 しばらく近況を話して帰って行った。 5時になっても歯科に呼ばれないので、看護師さんに聞いてもらうと診察は明日だと云う。 えっ、今朝は午後って云ったのに...。 というわけで明日になった。 そうこうしている間に、風間先生が回診に登場。 明日の夕方、今までの経過と今後の展開について説明してくれることになった。
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はれ

効果

朝、採血。 もしかして、もうエレンタールの効果が出てるかしら? いやいや、そんなにすぐには無理だろう。 9時過ぎに教授回診。 教授と知らない先生が話しているところによると、端端でなんて云ってたので、裂けてる部分を取り除いてつなぎ直すつもりなのかもしれない。 癒着がとも云っていたので、やっぱりそこが問題なんだろうね。
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はれ

エレンタール

入院してからにボクの主食は、フルカリック2号だったんだけど、昨夜、風間先生がやってきて、アルブミンの値が低いので、これでは手術をするにもできないので、エレンタールを飲むように云われた。 その後、20時過ぎにエレンタールがやって来た。 むかし、飲んだことはあるんだけど、もう味は忘れている。 ペットボトルより一回り小さいボトルがついていて、粉末を水で溶かして飲むようになっている。 そしてオマケに青リンゴやオレンジ、グレープフルーツ、ヨーグルトの味がする粉末がついてきた。 まずは、そのまま飲んでみた。 なんとも形容し難い味だ。 生のジャガイモをすりつぶしたような味かしら。 いずれにしても不味いことに変わりはない。 半分ほどをコップに移し、青リンゴの粉末を入れて飲んでみた。 ジャガイモの味は薄まり、なんとなく青リンゴの味がする。 生で飲むよりはよっぽどいい。 残り半分は、オレンジで飲んでみた。 こっちもそれなりにオレンジの味がする。 これをきょうから1日2回飲むことになった。 新しい主食だ。(`・ω・´)

夕方、風間先生回診。 その後、どうなっているか聞いてみたら、今は教授になった渡邊先生から(ボクのことを)なんとかしろと云われているそうだ。 医長のなんちゃら先生と風間先生とで手術を含め4パターンくらい考えているそうだ。 それを渡邊先生にお伺いを立てることになっているらしい。 ただ、アルブミンの値が低いので栄養をつけるためにエレンタールを飲んでくれという話だった。
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はれ

開通

たいして話題がない。 体調も安定しているし、日々もほとんどルーチンで、目新しいこともない。 きょうは、CVのルートの交換と消毒。 週1回の周期で行われる。 昼の点滴の交換のとき、一緒に交換した。 そんな午後、ふと点滴を見ると小室が開通していないのを発見した。 高カロリーのフルカリック2号は、小、中、大の3室に別れていて、点滴開始前に各室を開通させて、各室の液を混ぜて点滴するシステムになってるのだけど、どうやら小室を開通させるのを忘れていたようだ。 ナースステーションに行き、開通してないと云うと、ちょっと騒然として、すぐ開通してくれた。 そうそう、昨夜のNHKスペシャル、震災の復興に当てられるべき予算が全然関係ないところで使われているというルポだった。 まったく、この国のアホさ加減にはうんざりする。
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はれ

謙さん

昨夜は、NHKの土曜ドラマスペシャル『負けて、勝つ 〜戦後を作った男・吉田茂〜』を見た。 なかなか見応えがあった。 やっぱ謙さんが上手いからかしら。 他の役者も良かったけどね。
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はれ

お見舞い

昼過ぎに両親と弟が見舞い。 あまり人のことは言えないが、弟の鬢が白いのにびっくりした。
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はれ

イレウス管による造影検査

朝からすっきり晴れている。 2時前に母親から明日か明後日、弟と見舞いに来てくれる由、電話があった。

だいたい3時くらいに呼ばれる。 検査室に着くと、既に風間先生が待っていた。 検査台に横になり滑りを良くするゼリーを鼻の穴にたらされ吸い込むように言われる。 そしていよいよイレウス菅を挿入。 結構苦しい。 ゼリーを足しながらどんどん突っ込まれる。 そのうち、到達したみたいで、造影剤を注入された。 リアルタイムで小腸の中を流れる造影剤がモニタに映る。 先生曰く、ほとんどバイパス側に流れるねぇ。 それって横になってるからじゃない?と言うと、ああそうかと検査台を足を下に45°傾けて、再び造影剤を注入。 そしたら、ボクのいう通りだ、下に流れるわと。 オチャメな先生である。 そうこうしてるうちに、奥までイレウス菅を進めるのは無理なようで抜くと告げられ、するすると引き抜かれた。 1時間後にレントゲンを撮るように言われ終了。 大体1時間の検査だった。 検査の終盤からなんだか顔がかゆくなり、病棟に帰る途中、鏡を見ると赤い斑点が出ている。 病室の帰って看護師に話すと先生を呼んでくれて、かゆみ止めの点滴を落としてくれた。 そうこうしてる間に1時間が経ち、レントゲンを撮りに行ってきた。 その後また1時間くらい後に、風間先生が登場し、やはりある程度は骨盤側に流れているようだと。 また上と相談して今後の方針を決めると言って退場した。
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はれ

カテ・ステント交換

きょうは、カテーテルとステントの交換日。 3時半になっても呼ばれないが、大丈夫か? と思ってたら呼ばれた。 きょうは、側管のないタイプのステントが届いていると交換する前に見せてくれた。 見たってわからないんだけどね。 それから、いままで7frだったのが8.2frに太くなった。 交換直後は痛かったが、そのうち治まった。 腎ろうはあっという間に交換終了。

夜、8時前に風間チーム回診。 明日の日程について説明があった。 その後、会陰からのアプローチについて質問してみた。 狭い先に腸があって難しいと。
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はれ のちいちじ あめ

トラブル?

昨夜、11時ごろ、また手が震えてきたので、また?と思い血糖値を測ってみると53だったので看護師を呼んだ。 そしたらまた注射用のブドウ糖液を持ってきて内服させられた。 30分後に再び測ると92。 さらに深夜に看護師が測りにきた。 値は134だった。

10時前に大腸外科教授回診。 最初のオペをしてくれた助教授がいま教授になってる。 会ったらボクのこと覚えてるか聞こうと思ってたんだけど、教授から先にボク(教授)のこと覚えてるかと聞かれてしまった。 先生もボクのことよく覚えているそうだ。 まぁあれだけデカいオペだったからね。 医師たちと専門用語で会話して、状況を把握したようで、難しいが何とかするみたいな話しをして次の患者に向かった。
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はれ

ナンプレ

体調は、このところ安定している。そのせいか、毎日退屈だ。 大体、ナンプレをしてるんだけど、それも飽きるしね。 食事が出来ないのも厳しい。 それほど美味しいわけじゃないんだけど食べられないのは淋しい。 昨夜深夜0時でソリタ-T1号輸液の点滴終了(造影検査対応)。 10:20、風間先生回診。 昼前に血糖値を測ったら、49。 そういえば、なんだか怠い気がする。 看護師に伝えるとちょっとヤバイらしく医師と相談したあとブドウ糖の注射液を飲まされた。 ひょえ~っ、飲ませるんかい。 30分後に測ると123まで上がった。 6時ごろ再び風間先生が回診。 イレウス管の検査の説明のあと、今週の金曜日と来週の火曜日のどっちがいいか?と聞くので勿論早い方でとお願いした。 さらに7時前に中堅の医者が検査の詳しい説明書と同意書を持ってやって来て、説明のあと同意書にサインをとって帰って行った。

Twitterをのぞいていたらこの記事に付言するリツイートがあった。
東京新聞 2012-09-02 社説

週のはじめに考える 「エネルギー選択」の虚構

 ことしの夏は「原発ゼロ」でも大丈夫でした。  政府は近く、二〇三〇年のエネルギー選択を提示する予定ですが、今夏の実績をどう受け止めるのか。  まるで拍子抜けするような結果です。政府や電力会社は夏を前に「原発が動かなければ大停電になる」とか「日本経済が大混乱する」と言い続けてきました。  野田佳彦首相が「仮に計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば、命の危険にさらされる人も出ます」とまで言い切って、関西電力大飯原発の再稼働を決めたのは六月八日です。 ◆夏の電力は余っていた  ところが本紙報道(八月二十九日付一面)によれば、関電管内では二十六日までの八週間で事前の需要予測を10%も下回り、原発なしでも余力があったことが分かりました。 関電の広報担当者は「節電効果があり、現時点では原発がなくても供給力は維持できた」と認めています。  これは予想とか分析ではなく、「はっきりした事実」です。政府の見通しは外れました。  さてそうなると、多くの人が次のように考えるのは当然です。 「今年の夏が大丈夫だったなら、なにも無理して原発を動かさなくてもいいのでは?」  それほど原発事故の怖さは身に染みました。 なにより故郷を追われた十六万人の「さまよう人々」が、いまも不安ややり場のない怒りと葛藤しているのです。  素朴な疑問こそ本質を突いている。 政府は人々の問いに真正面から答える必要があります。  政府は六月末、三〇年の原発依存度を「0%にする」「15%にする」「20~25%にする」という三つの選択肢を示しました。 これを基に、近くエネルギー戦略をどうするか決める予定です。 ◆倒錯している政策手順  どんな場合でも、将来の政策を考えるには、まず現状が前提になります。 いまの時点で電力は足りているのかいないのか。 原発の安全はきちんと担保されているのか。 それが議論の出発点です。  関電の電力需給は「余力があった」と判明しました。 それだけではありません。 独自に問題を検証している大阪府市・エネルギー戦略会議の調査では、西日本の六電力合計で約一千万キロワット分も余剰電力があったことが分かっています。万が一、関電だけでは足りなくなっても、各社でやりくりすれば十分な数字です。  そうであるなら、三〇年を待たずに「いますぐゼロ」という選択肢だってあるはずです。 少なくとも、議論のテーブルに上がっていなくてはおかしい。  そもそも安全を担保する体制を整えないまま、三〇年の原発依存度を数字で決めようという姿勢が根本的に間違っています。  原発を再稼働するなら安全を最優先にしなければなりません。 ところが大飯原発を再稼働させた基準は泥縄式で決めた暫定措置でした。 野田首相自身が記者会見で「これから三十項目の安全対策をやる」と言っています。  それ自体、とんでもない話なのですが、それに加えて十八年後の原発依存度まで決めてしまおうとしている。 先に数字を決めてしまったら、目標達成が最優先になって肝心の安全基準作りや基準順守がなおざりになる懸念がある。 それでは元のもくあみです。  原発を動かすなら、まず安全確保体制を整えて、それから国民の理解を得る。 依存度が決まるのは結果にすぎません。 つまり手順が完全に逆なのです。  15%などの数字を決めた政府の審議会も形ばかりでした。 それは議論をしている最中に、野田首相が「原発は単に夏の電力確保のためだけでなく、社会全体の安定と発展のために引き続き重要だ」と発言した一件で明白です。「先に結論ありき」なのです。  こういう政策手順の倒錯は消費税引き上げの経過ともよく似ています。 本来、増税しようというなら、まず政府の無駄や非効率を改め使途を明確にして、国民に理解を求めなければなりません。  ところが実際は公約破りに加えて、肝心の社会保障制度改革を後回しにした。 その揚げ句、増税法案が成立したとたんに最初の話になかった公共事業拡大の大合唱です。 だから国民は政府を信用しない。 それが野田首相には分からないのでしょうか。 ◆過小評価の原発コスト  「原発を止めたら電力料金の大幅値上げが避けられない」という話も「増税しないと国債が暴落する」話にそっくりです。 大本の燃料コスト削減に傾注すべき政策努力を棚上げして、脅し文句を並べるのはやめていただきたい。  政府のコスト試算には被災者への賠償や除染、廃炉にかかる費用も極端に過小評価されています。 議論の出直しが必要です。

www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012090202000106.html

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はれ

ビリー・テイラー

体調は相変わらず。 朝から採血。 たまたまビリー・テイラーがかかっているときに、ボクの担当は、はじめての看護師小田さんが朝のバイタルを取りにきた。 ジャズですねぇと言うので、ビリー・テイラーだと教えたら、知ってるてか聞いたことがあるという。 ホントウか? そんなにビリー・テイラーって有名になったのか? ビル・エヴァンスと間違えたんじゃないかい?

午前中、採血(凝固検査)、心電図、レントゲンの検査。 昼前に風間先生が登場し13因子の検査用に採血をして慌ただしく帰って行く。 夕方、再び風間先生登場。 イレウス管を入れて造影検査を行い小腸(本流)とバイパスの流量を測りたいと。 また、イレウス管が骨盤内の問題の部分に到達できれば、バキュームしてみて、尿道からの出方がどうなるか調べてみたいとも言っていた。 何れにしても、外科的処置は考えてなさそうだ(そのわりに手術前検査が入ってるけど)。 ま、それで治ればいいんだけどね。
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くもり

最初の解

昨夜は、SONGSさだまさしの第2夜。 知ってる曲は、『まほろば』だけだったけど、泣かせてもらった。 明け方には、雨が降ったようだけど既に日が射している(7:40)。 高カロリー点滴のせいでどんどん体重が増えている。 1パック1003ml、820kカロリーを12時間x2 / 日のペースで注入されている。 大台に乗るのも時間の問題だ。 10:20には本降りの雨。 11時過ぎに風間先生回診。
先生曰く、実際には尿道と小腸は直接つながっているわけではない。 尿道を縛った場合、腸から漏れたものが行き場を失い、骨盤内に漏れ出す危険がある。 そこで、食べずにうんちの量を減らし自然にふさがるのを期待する。 期間は、約3ヶ月くらい。 その間、ポートを作って昼間は仕事、夜点滴で仕事復帰も可能。 外科的手術は危険すぐると。
なかなか厳しいこと云うなぁ、3か月経っても塞がる保証もないのに。
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はれ ときどき あめ

きょうから9月...血糖値

昼から血糖値を測るよう言われた。 どうやら、点滴が高カロリーだかららしい。 200を越えたらインスリンを注射するって。 昼前に医師団登場、きょうは風間グループだった。 あれ、ボクの主治医は清松グループだったんじゃない? って聞いたら、今月からローテーションで風間グループになったと。 なるほど、そう言えば、前もそんなシステムだった。
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はれ いちじ あめ