プライオリティシート

昨日の帰り、いつものようにまだ空いているメトロのプライオリティシートに座った。 通路をはさんだ向かいには、20歳前後と思われるいまどきの青年が座った。 まだ立っている人はほとんどいない。 向かいの彼は大胆に足を組んでいる。 まあ、まだ空いてるから構わないかもしれない。 そして駅に着く度にだんだん人が増えてくる。 彼とボクの間にも何人か立っている状況。 なのに彼は足を組んだままである。 前に人が立ったら普通は足をほどかないか? などと思いながら『いまどきの若いもんは...』とじじいの繰り言が自然とでてくる。 しばらくしてボクの斜め前に『赤ちゃんがおなかに入ってます』キーホルダーをバックにつけた女性が立っているのに気が付いた。 ボクの隣の青年は寝ている素振りで知らん顔。 さらにしばらくすると、なんと向かいの席の彼が、彼女の肩をたたき席を譲ってあげた。 キーホルダー見えたのかなあ? とても人に席を譲るような風貌ではなかったので(乗車マナーも)、ちょっと驚いた次第。 よく云われるように、見た目で人を判断しちゃいけないということやね。
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